8/30(金)衛生・メディカル部会 分科会を開催しました
協会から2019年09月03日
8月30日(金)ANNA衛生・メデイカル部会分科会を大阪産創館にて63名の参加を得て開催した。
演題1. 「下水道への紙オムツ受入れについて」
講演者:国土交通省 水管理・国土保全局 下水道部 下水道企画課 村岡 正季 氏
今後、益々の需要増加が見込まれる紙オムツの下水道への受け入れに向けて国土交通省主体の検討会で進めている経緯についての報告。
想定されている3つの処理方式の説明と、Aタイプ(固形物分離タイプ)の実証試験棟実施における基本的な考え方 と現状、およびB,Cタイ
プに関する今後の検討に関しての講演であり、行政からの話を直接聞ける機会であったことへの感謝と今後も継続しての講演会実施の要望も
あった。
演題2.「吸収性衛生材料としての不織布の感触の評価」
講演者:滋賀大学 教育学部 教授 與倉 弘子 氏
衛生材料(製品)の触感と素材特性の関係を捉え、触感良否を素材特性から客観的に評価する方法、および性能設計。制御についての講演。
製品の評価に関する講演が少なかったこともあり、大いに参考になったとのコメント多かった。
演題3.「ライコフィル社スパンボンド/メルトブロー技術について」
講演者:*Sales Manager for lines and upgrades Lars Leu 氏
*Manager for R&D projects in the R&D department Tristan Kretschmann 氏
双日マシーナリー株式会社 樹脂・素材設備部 第二課 課長 井上 史章 氏
Reicofil社の営業及び技術の方からの最新設備RF5及び品質管理手法等の説明があり、その後、総代理店の双日マシナリー(株)様から翻訳と補足説
明があった。技術的には、その生産性、品質に加えて嵩高不織布が得られることも大きな特徴である。
設備に関する講演も数少ないことから、参加者の興味を引いた講演であった。
※この分科会の要旨は 「正会員企業様専用ページ」に掲載されています