2/15(金)環境委員会 分科会を開催しました
協会から2019年02月20日
2/15(金)環境委員会 分科会を下記の3演題で80名を超える参加者を得て、
大阪産業創造館にて開催した。
1)海洋プラスチックごみ、マイクロプラスチックに関する国内外の動向と政策
講師:経済産業省 産業技術環境局 資源環境経済課
課長補佐 中谷 一夫 氏
内容:環境問題として懸念が高まっている海洋プラスチックごみ、
マイクロプラスチックに関して、まず海洋生物のクジラ、海
カメの被害などを動画で紹介、その後、各地域、国の動向と
政に関しての紹介、後半は環境省による海洋ごみ調査と海岸
漂着物処理推進法の改正、最後に不織布が直接関係する紙
おむつの下水道への処理方法対応に関する講演であった。
参加者の感想として、全体的な流れが把握できた反面、わが国
の対応の遅れを危惧する意見もあった。
2)マイクロプラスチック問題の位置付けと現状~研究者の視点から~
講師:大阪市立環境科学研究センター 調査研究グループ
研究員 中尾 賢志 氏
内容:マイクロプラスチックの基礎から日本を含む世界におけるその
研究及び講師所属のセンターにおける研究の現状の紹介があった。
各種の報文の紹介があり、研究の現状と今後に関する情報が
得られてよかったとの感想が複数あった。
3)不織布や廃プラスチックを取り巻くリサイクル環境とリサイクル方法
講師:エビス紙料株式会社
執行役員 鎌田 繁樹 氏
内容:不織布や廃プラスチックのマテリアルリサイクルとサーマルリサイクル
の現状の紹介。廃棄物固形燃料(SRF)に関するISO規格化が進んでいる事、
などにも言及があった。
リサイクルの現状が良く理解できた、取り組みが
理解できたなどの感想が寄せられた。
*この分科会の要旨は「正会員企業様専用ページ」に掲載されています