8/29(水)衛生・メディカル部会 分科会を開催しました
協会から2018年08月30日
8月29日(水)大阪の産創館にて、以下の3講演を72名の参加者を得て開催しました。
今回、3講演とも内容が充実しており聴講者に好評であった。
1)「ウエット製品の市場動向について」
株式会社 カナエテクノス執行役員 営業部 部長 越智 和志 氏
市場拡大しているウエット製品、その中で主力の化粧品のシートタイプに関する報告であった。
インバウンド需要及び国内需要とも堅調に推移し、それらの具体的なヒット商品の紹介、要求機能と選択の
ポイントに関しても説明があり、その後、現状の課題と今後についての説明があった。
数種類の実物の回覧もあり、理解しやすく興味を持って聞く事が出来たとの参加者感想が多くあった。
2)「Scince of Skin ~皮膚貼付用テープ製品選択について~」
スリーエムジャパン株式会社 ヘルスケアカンパニー 技術本部
皮膚創傷ケア製品技術部 伊藤 剛志 氏
テープ製品の使用に伴う皮膚トラブル具体例とその原因(皮膚構造、加齢による影響)及びテープの安全性と接着
力の経時変化に関する報告があり、その後製品紹介事例の説明があった。
テープ製品に絞った講義内容ゆえ、理解し易くかつ、テープ製品も奥の深いものとの感想が寄せられた。
3)「衛生材料用複合繊維と不織布の現状について」
JNCファイバーズ株式会社 繊維開発センター 主務 百武 孝洋 氏
衛生材料用不織布の統計による現状説明、及び開発事例として紙おむつ用製品用繊維
と不織布に求められる機能とそれらに適した開発品の紹介があり、その後、エレクトロ
スピニング法によるナノ繊維・不織布の紹介があった。豊富な開発事例の紹介もあり
複合繊維のもつ機能性を良く理解できた講演であったとの感想多くあった。
※この分科会の要旨は 「正会員企業様専用ページ」に掲載されています